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関西の有名大学付属高校合格 K君とフルタイムで働くお母様

  • shirokado
  • Feb 13
  • 6 min read

Updated: Feb 18

①K君は在米中CathyEnglishで準1級を取得後、帰国後の日本(東京)での学校生活はどうでしたか?


→もともと通っていた地元の公立校なので友達は多かった。日本の独特の雰囲気になれるのに時間がかかった。(自我を出してはいけないなど)

 帰国後公立中学校に通ったので、内申点をとるのが厳しかった(中3)


②どうして寮のある学校を選んだのか?

→自立した生活を送りたいと思ったから。


③大学付属高校の魅力は何か?

→大学受験がなく、のびのびと高校生活が送れる。ゆっくりと将来のことを考えられる。アメリカと日本の間を含め転校が多かったので落ち着きたかった


④話せる範囲で、最初の寮生活、慣れない生活など、そこを一番これからの受験生の知りたいところですので、教えていただけるとありがたいです。

→ライフスタイルが変わり、お風呂の時間食事の時間が決まっていてあわせるのが大変だった。


⑤受験準備に必要だったのは英検準1級以外は何だったか?そのため努力したことは何か?

→帰国生高校入試で 英検準一級は、受験資格であり、ボーダーラインだったので差をつけるために帰国後TOEICを毎月受けました。順調に点数があがり3回目くらいで最高点を取れました。

 また、願書に志望動機やアメリカの体験を長文で書く欄があり、納得できるまで書き直しました。アメリカでもそれなりに現地の生活を楽しんでいないと書けない内容で、それが日本の高校で求められているものじゃないかなと思いました。また面接練習を学校や塾、帰国入試対策塾で何度もできるようになるまで練習を行いました。

 3科目受験対策も行いました。国語が全然だめだったので、なんとか英文法を勉強して英語で点数を稼ぎ、さらに数学でも点数をとれるようにがんばりました。



①お母様様への質問

在米中は大学で英語の授業を取りながら、できるだけ子どもたちの自主性を育み、必要な英検だけは取得してなさったこと。CathyEnglishを思い出した知ったきっかけ、そして、また受験の際に利用しようと思った動機。

→もともと専業主婦が向かず、泣く泣く仕事を退職してきたのでアメリカでも何かをしようと思いました。

 自分の実家もそうだったのですが、親が勉強していると自然と家庭の中で子どもも勉強します。また、私自身も授業に向けて宿題をしたりテストの対策をすることにより子どもの気持ちがよくわかりました。

 英検については最初は現地校の勉強をする中で本当に必要なのかわかりませんでした。ちょうと渡米期間中にコロナにあたり、子どもたちは学校に通えなくなりました。本来通学していたらもっと伸びるはずの英語力があまりついていないのではと心配でした。英語の伸び具合がわかなかったこともあり英検はいい物差しになりました。特に兄の帰国子女高校受験においては英検準一級は必須です。そういう意味でこれをとらないと日本に帰れないという気持ちで取得させました。キャシィ先生にはその時大変お世話になりました。

日本では本当に帰国子女入試を対策する塾探しが難しいです。なかなか探せず、英語についてはキャシィ先生を思い出し突如連絡させてもらうことにしました。すぐ相談に乗っていただいて本当にありがたかったです。また、入試直前の気持ちのコントロールを親に対しても子供に対してもしていただいて本当にたすかりました。


②帰国後は夫不在、母と子供たちだけの生活、しかもフルタイムで働きながら、二人の受験を乗り切った奮闘記をぜひ教えてください。それは私も大変興味があります。

→結局、受験までにある程度子どもたちが精神的に自立していないと実現し得ないことです。そのために在米中から、子育て中に意識していたことなどを教えて頂けますと大変ありがたいです。

→私の年齢的にも4年弱のブランクがある中でのフルタイムの再就職はなかなか厳しいのではないかと思いました。もとの会社の規約で帰国したらすぐ復帰するというのが条件に再就職可だったこともあり、すぐに復帰することにしました。

 実際は、帰国してすぐ船便も届かない中、事務手続きをし子ども二人を学校に入れ、帰国生向けの塾を探し、いろいろおこるトラブルなど解決しながら、慣れた職場とはいえほぼオンラインでの復帰は本当に大変だった記憶です。試用期間で年休がほぼないにもかかわらず、平日昼間の学校見学に行き、学校の三者面談に行き、船便の荷解きをしということができたのは在宅メインでフレックス勤務が許されていたからです。中抜け勤務が許されていたからなんとかなりました。コロナのお陰で働き方が大きくみなおされていたのは本当に助かりました。

入試が本格化した秋以降は、年休は少し増えたにもかかわらず、中学、高校の入試も期間が重なり連日とかになることもありました。ここだけは私一人では無理でしたのでまだアメリカにいた夫に一時帰国してもらい、なんとか乗り越えました。仕事中にこっそりオンラインでドキドキしながら子どもの合否の結果を見たこともありましたが、仕事をしていたからこそ少し距離をおいて接せられたことがよかったようにも思います。

 仕事の面で見ると初年は大きな活躍もできなかったし、久しぶりの仕事で歯がゆい思いをすることも多かったです。しかし、子どもたちの受験が終わったあとは時間も増えしっかり働けるようになりました。去年なんとか復職できたからこそです。子どもたちもそれぞれ大きくなり手も離れてきましたのでおもいきって仕事に復職しておいて本当によかったです。


③ある程度の希望校に合格していながら、更に高きを目指すお子様に育ち、それを働きながらも、協力を惜しまなかったお母様のお気持ちをとても知りたいです。ぜひお聞かせください。

→特に今の日本の加熱する中学受験は親は非常に負担が重く仕事をできない(しないほうがいい)といったところはあると思います。私は在米中比較的子どもを見る時間をとったことにより、最終的になんとかなったのかなと思います。自分の仕事と子どもの成長(受験)どちらも成功させるのはなかなか難しいです。一段落はつきましたがまだまだ手探りで頑張っていきます。

子どもの受験により何よりも子どもを「信用して応援する」ということがとても大事だと感じました。初めての受験だったこともありどうしてもおせっかいな性格で「大丈夫?」といって手を出そうとしてしまっておりましたが、入試が進み合格をもらえるようになってようやく本人たちの力を信じることができました。もっと早い時点で信用してあげればよかったなと思いました。


Ms.Cathy より

お母様のY様は、最初から、子どもたちの精神的自立を目指しておられ、時間がかかって遠回りになるようでも、子どもたちが将来独立独歩できるよう見守っているように私には映りました。ゆっくりではありますが、お子様たちは、自力で宿題をこなし、わからなかったら、わかるようになるまで聞いたり調べたりする粘り強さがありました。また自分の意見もしっかりと持ち、私に伝えられる能力を持っていました。お母様の「働き続けたい」という気持ちはとてもよく理解できます。そのためには、子どもたちに自分のことは自分でできるよう、意識しながら、幼い頃から育てる必要があります。お話をお伺いし、とても励みになりました。

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Mrs. Cathy

清泉女子大学、聖心女子大学大学院にて英語教授法を学び、目白大学英文科助手(現在の助教に相当)の期間、英検二次試験教官を経験。その後文科省職員として東京大学医学部に勤務。渡米後、Language Arts in Palo Altoにて教鞭をとる。Cathy English代表、サンフランシスコ日本語補習校中高部勤務経験有。

J-Weekly 毎月第3週、教育欄にコラム掲載中

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