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TOEFL受験喜びの声

息子のTOEFL受験で高2秋から1年間大変お世話になりました。

今の日本の大学受験にはTOEFLや英検などの

外部試験が有利に働くシステムがたくさんあります。

息子の目指す大学の学部にはそのシステムがあり、また

日本の大学の受験英語には辟易していましたので、TOEFL受験を

決めました。最終的には86点という点数へと

Cathy先生は導いてくださいました。

Cathy 先生の素晴らしいところは、その指導力英語の本質を理解させる力は

もちろんのこと、どんな時も諦めずいてくださったことです。

まず、一番大変だったのは、本人のモチベーションの維持でした。

英語に限らず、何かを習得するというのは、ひたすら地味な

暗記や精読などの作業が何ヶ月も続きます。

それが、生活の一部になる、もしくは、強い意志があるということが

必要な、困難な道です。

私もCathy先生も息子に課題をこなさせるのは、骨の折れることで、

課題をこなせないとなると、独特な屁理屈を並べ立て、

また、学校の行事が重なると、その言い訳はパワーアップします。

9、10、11月と単語もまともに覚えていない時が続き、課題もいい加減に

こなし、レッスンの日程も組めない日々が続きました。

年が明けて、1月に一緒に単語を覚えて、徐々にモチベーションも上がり

自分で単語をきっちりと覚えることができるようになり、なんとか続けさせて

、本人がやっと学習に向き合ったのは高3目前の春休みでした。

そんな風でしたから、スコアは順調に伸びたわけではありませんでした。

2016年 9月 40点

    10月 52点

2017年  1月 62点

     4月 70点

     7月 71点

     8月 86点

それでも、だんだんと実力がついてきて最終的には、先生が予想していた点数より

低い時が続いた時は、もうやめさせてしまいたいという

気持ちになりました。

「続けないとだめ、本当はもっと取れるはずだから」

という言葉を先生からいただき、「ここで立ち上がって続けないとダメだ」

と言い聞かせながら続けさせていただきました。

息子にただ実力がないのか、たまたま点数が出せないのかは親では

わからないことでしたので、この時は先生の励ましの言葉はこころ強かったです。

我が家のTOEFL受験は光の見えないトンネルを進んでいるイメージでしたが、

必ず続けてさえいれば光が見えてくるものだと、今は思えます。

手の焼ける子供であっても、学習を向上させて、その子の

未来を作っていくことに寄り添えるのは、親しかいません。

今回は、その親以上に先生が諦めずに寄り添っていただき、

深く感謝しております。

この体験談は優秀なお子さんをお持ちの方には参考になりませんが

同じお悩みをお持ちの方には少しでも参考になればと思い、

低い点数も出すことにしました。

Cathy先生、本当にありがとうございました。

カリフォルニアに足を向けて寝れません。

Mrs.Cathyの感想

私はこの親子から実に多くのことを学ばせていただきました。非常に忙しい部活をされていたため、毎朝5時おきで栄養満点朝食を食べ、豪華弁当を持って朝練。朝練のない木曜日の朝5時半からのレッスンで、彼が寝ぼけていたり、集中できなかったことは一度もありませんでした。

一方で、学校の行事があったりすると途端に宿題ができなくなり、単語の習得が疎かになりとんでもないEssayを送ってくるようになるのです。そんなレッスンが数回続き、私は「もう君には教えない。こんなレッスンじゃあ時間とお金がもったいない。TOEFLの単語集隅から隅まで全部完璧に覚えたら、連絡ください。また教えることを考えてみてもいいけれど、1つの語句でも覚えていないものがあったら、教えません」といって、11月から1月にかけてレッスンは中断しました。そうしましたら、完璧も完璧、私の指定した単語・熟語集を100%暗記してきたのです。見事に私を驚かせました。そこで再びレッスンを再開することになりました。語彙をマスターした彼は短期間で過去問で非常に高い得点を上げられるようになりました。ところが、EssayやSpeakingはお題によって出来に随分とムラがあり、それを埋めるのが大変だったことと、練習ではほとんど毎回満点で、非常によくできるReadingが、本番で半分も得点できていないのです。そこで本番4時間のテストの間の彼の頭の中で何が起こっているかの分析と、対策を考え、その通りにしていただいた結果、すぐに86点をマークしました。そのままレッスンを続けて頂けたら2ヶ月後には95点になったとは思うのですが、大学入試直前ということもあり、目標点数に達したので、TOEFL受験は終了しました。

彼がその後六大学の人気学科に入学し、入学式のお写真を拝見した時、大変感慨深いものがありました。彼ほどとんでもないEssayを私に送ってきた生徒は過去にはおりませんが、一方で得意なお題は、私を驚かせるほど素晴らしいEssayを翌週に送ってきたりできる生徒も他にはおりません。頼むからその”ムラ”をなんとかしなさい。このムラがなかったら、君はものすごい高い頭脳の持ち主だと世界が評価するよ、といいたいのですが、、この”ムラ”こそが彼そのものなのだ、と受け入れることのできる生徒でした。ずっとどんな時も彼を支え続け、仕事を続けながら愛情こもったおいしい食事を3食用意し続けることのできるお母様には頭が上がりません。誰もが振り向くルックスと、体育会系にスカウトされ続ける恵まれた身体を持った彼は将来大物になることでしょう。

San Francisco

英検・TOEFL対策
中学・高校受験の​英語指導

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Mrs. Cathy

清泉女子大学、聖心女子大学大学院にて英語教授法を学び、目白大学英文科助手(現在の助教に相当)の期間、英検二次試験教官を経験。その後文科省職員として東京大学医学部に勤務。渡米後、Language Arts in Palo Altoにて教鞭をとる。Cathy English代表、サンフランシスコ日本語補習校中高部勤務経験有。

J-Weekly 毎月第3週、教育欄にコラム掲載中

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